コロナで夫婦関係が改善された理由とコロナ対策

当時は主人、私、そして生後半年を過ぎた0歳の子供と、まだ喋れない2歳の子供とで4人暮らしでした。

私たち家族4人が、ある夏にコロナで全滅しました。

その時の全貌と、コロナで家族が全滅したことによって変わった夫婦観に関するお話を綴ります。

同時に自宅療養での過ごし方や気づきをお伝えしていくので、この先不安に感じている方の何か参考になれば嬉しいです。

家族4人がコロナになって、夫婦関係が改善された理由

コロナの自宅療養で夫婦一緒にいる時間が長期間与えられることで、コミュニケーションをとるタイミングの必要性や、思いやる事の大切さに気がつきました。

私たち夫婦は普段から、1ヶ月に一度はこの世の終わりレベルの大喧嘩をしてました。

家の中に一緒に長く過ごす時間が苦痛で、顔を合わせては喧嘩をして、気がつくと休みが被った日はどちらかが予定を入れたりして同じ時間を共有することを自然と避けるようになっていました。

いざコロナになったら、嫌でも家で過ごさないといけないので約一週間夫婦一緒に家にいました。

コロナの療養期間は、夫は体調がよくなってからは連休のようにゆっくり過ごし、私は時間差で感染して寝込んでいたので子供の子守りは珍しく夫がしてくれて療養中はゆっくりさせてもらいました。

お互いに余裕ができると不思議と夫婦での衝突もありませんでした。

今回の出来事で、一緒にいて顔を合わせるのが嫌なわけではなく、問題は夫は仕事で私は育児に疲れて余裕がないときに、お互いに思いやりの無い言動がでてきてしまい。それが原因でぶつかり合ってしまっていたことに気がつきました。

療養が明けてからは、休みの日に顔を合わせたくないトラウマもなくなり、夫も子供のためならと家族で出かける時間も増えました。

お互いに余裕がない時は、なるべく真剣な話や指摘事をしないようにしてコミュニケーションを取るタイミングに気をつけることができ、衝突を減らすことができました。

家族4人コロナになった時の症状と全貌

改めて、家族4人がコロナにかかった時の状況を、時系列でお話していきます。

主人発症0日目

まず初めに、主人が体調を崩し寝込みました。
熱は38度。
咳はするし頭が痛くてダルいとのこと。
長期休み最終日で時間もお昼過ぎだったので、病院はどこも予約がいっぱいで、コロナの検査はどこも受け付けてくれませんでした。
この日はとりあえず市販の痛み止めで明日まで我慢することになりました。

主人発症1日目、残り3人発症0日目

朝一で、病院の開院と同時に片っ端から電話をかけるも、通話中、もしくは繋がっても開院5分もしない間に「予約でいっぱいです。」と断れる次第でした。

主人は体調が悪く機嫌も悪いので、私も焦っていました。

結局、市役所が案内しているコロナ検査を受け付けてくれる病院に10件程電話をかけましたが、どこも予約はできませんでした。

明らかに高熱は続いていたので、主人は仕事を休みにしました。
ところが検査しないことには、主人も会社に今後の報告ができないので、私は子供2人を連れて近くのドラッグストアに有料の検査キットを買いに行きました。

この時は若干パニックだったので、上の子がぐずっていても、「今日はいつもに増して機嫌悪いなぁ。」ぐらいにしか思っていませんでした。
(子供はまだ喋れないので、自分から頭が痛いなどの症状を言葉にすることはできませんでした。)

一つサインがあるとすれば、ドラッグストアに行った時雨が降っていて、いつもなら少し濡れたぐらいでは何ともない上の子が、真夏というのに帰宅後寒気でずっと顎をガクガクさせていました。

ドラッグストアから帰宅後、主人にコロナの検査キットを使用してもらったら、案の定陽性でした。

主人には別の部屋で一人隔離してもらいました。

ホッとしたのも束の間、上の子がお昼になっても何も口にせずずっとぐったりして話しかけてもソファで寝てしまいます。

私も冷静になったら上の子が朝あげたパンを全く口にしていない事や、一日中寝ている事に気づいて、やっと上の子も感染していることに気づき始めました。

そして熱を測ってみると38度ありました。

この日朝一から主人の病院の予約がどこもとれなかったので、今更小児科の予約も出来るはずもなく、小さい子供は重症化しやすいという以前見たニュースが頭をよぎってどんどん不安が大きくなりました。

保健所や色んな病院にすぐ電話しても、病院は保健所に、保健所は病院に連絡するようにと言われ、堂々巡りでした。

そうこうする間に子供はどんどんぐったりしていき、明らかに今までの体調不良とは違うレベルでだるそうにソファで寝転んでいます。

埒が開かないので、思い切って救急車に連絡しました。

すると、「看護師につながる番号があるので、救急車を呼ぼうかまだ迷ってるのであればそちらに一度相談をしてみて下さい。」とのことでした。
やっと光が見えて来た気がして看護師さんに電話すると、「嘔吐などが無く、水分だけでも取れていれば、まだ様子を見てもいいと思う。」とのことでした。

私もそれを聞いて、まだ大丈夫なのかもしれない。と、とりあえず救急車を呼ぶのはやめました。

その1時間後ぐらいに、唯一取れていた水分のスポーツドリンクを全部吐き出してしまいました。

汚れた体を洗いにお風呂に連れて行くにも、よろけて歩けず、今まで一度も風邪など引いたことのない子供が食欲減退、高熱、嘔吐で小児科も今日は受け付けてくれないので、段々心配になり、結局救急車を呼びました。

主人は陽性で自宅療養しているので、私1人で下の子を抱っこしながら上の子を連れて救急車に乗りました。

その間も2回吐いてしまい、救急車を呼んで間違いは無かった、と思いました。
病院ではお父さんが陽性ならこの症状は間違いなく陽性とのことで、上の子も陽性になりました。

この時すでに私も酷い頭痛で、子供が感染しているのなら私もしているに間違いないと正直感じていました。

そうこうするうちに下の子も飲んだミルクを吐くようになり、熱もあったので自分のことを心配する余裕はまだありませんでした。

とりあえず上の子は座薬の解熱剤でその一瞬は熱が下がり、突然元気になりごはんも食べてくれました。

でも今度は下の子が機嫌が悪く熱と嘔吐で、夜は1、2時間おきに夜泣き、私は頭痛と熱、上の子は薬が切れると大泣きという状況でこの日の夜は本当に地獄の一日でした。

それでも上の子は病院に行く前、魂が抜けたようにぐったりだったのに対し、下の子は激しく泣く元気はあったので、救急車を呼ぶまでも無く明日朝一で小児科を予約することを決断しました。

主人発症2日目残り3人発症1日目

朝一で小児科に連絡すると、この日は連休明けから数日経ったからか驚く程あっさり予約が取れました。

一昨日、昨日は何だったんだ。と嘘のように、この日は下の子もスムーズに検査してもらえ、結果は翌日とのこと。

私も別の内科で検査し、私はその場で陽性。母乳に影響のない薬を大量にもらい、やっと恐ろしい頭痛から解放され、平和な毎日が戻ると少し安心しました。

上の子は相変わらず、コロナの症状なのか薬の副作用なのかテンションがおかしく、いい時はいいけど、ちょっと時間が経つと眠くて激しいぐずりが起こるという感じでした。

下の子は結構単純で、座薬の投与、薬を飲んで一日中寝てれば大丈夫だったので、この日はほとんど一日一緒に寝ていました。

主人発症3日目、残り3人発症2日目

この日から保健所や病院から、自分や子供の症状の経過観察の電話がかかってきました。

私は熱がまだあり、それに加えて咳と痰、頭痛、味覚嗅覚障害がありました。

子供たちは解熱剤が切れるとまだ熱があり、下の子は陽性の結果がでて、熱に加えて咳が出ていました。

主人は結局、市販の痛み止めだけで頭痛や熱は無くなり、咳だけ少し残っている状態でした。

主人発症4日目、残り3人発症3日目

子供たちはたまにぐずりやすいけど、もうほとんど症状はありませんでした。
主人も症状はほとんどなく、私の味覚嗅覚障害だけが残りました。

コロナで家族4人全滅、その時の栄養補給は?

栄養補給にしていたものの内容としては

ゼリー、パン、カップ

スポーツドリンク

デリバリー

主にこの5つでした。

ゼリー、パン、カップ

1日目、2日目は、正直家族全員食欲もほぼ無いので、ゼリー、パン、カップ麺など家にあるものでなんとかなりました。
いつもなら、「お昼はー?」「ごはんはー?」と聞いてくる主人も、この時ばかりはだるくて寝込んでる私たち3人を見てさすがに何も言って来ません。

スポーツドリンク

療養期間は何と言っても水分補給が欠かせません。
たまたま主人の仕事用に大量にストックしていたスポーツドリンクがあったので、それをみんなでひたすら飲み尽くしました。
仕事中は家で炊いたお茶で良くないか?と内心思っていた私も、この時ばかりは下の子以外全員スポーツドリンクに救われ、主人に感謝しました。

デリバリー

3日目からはある程度食欲も出て来て、さすがに食べ物も尽きてくるので、この日から出前やピザをとって食事をとりました。
食料支援物資も頼んでいたのですが、届いたのは4日後ぐらいでした。
しかも1世帯一個なので、地域にもよると思いますが、特によく食べるうちの主人を含めた家族4人では正直一食分にも満たないぐらいでした。

防災グッズ用にも、日頃から食べ物のストックはあった方がいいなと思いました。

家族4人がコロナで全滅、後遺症は?

発症10日後を基準に、家族全員の後遺症についてお伝えしていきます。

上の子

まだ言葉を発せないので、実際は分かりませんが、見たところは特に後遺症はありませんでした。

下の子

下の子は生後半年を過ぎた乳児なんですが、発症10日後のさらに2週間ぐらいはまだ少し咳が残っていました。

元々、喉が弱く咳が出るタイプなので、普段と同じぐらいの咳はありましたが、激しいレベルではありませんでした。

味覚嗅覚障害は10日後の一週間ぐらいで戻りました。

 

家族4人がコロナで全滅、家でどう過ごした?

コロナ発症してから自宅療養をする期間中の、子供たちの過ごし方についてご紹介していきます。

子供たちは主にこの3つで過ごしました。

アニメ

おもちゃ

アニメ

まず発症して1日目、2日目はとにかくみんなぐったりで、
病院行く以外は本当に何もせず、子供たちは2人ともほとんど寝て過ごし、上の子は、薬が効いている間は少し機嫌がいいので、リビングでアニメを見て過ごしていました。
数分でも下の子が機嫌良く目覚める時間は天使のように可愛く、私の療養期間の唯一の癒しでした。

おもちゃ

3日目頃からアニメを見飽きると、少しおもちゃで遊べる余裕もでてきました。
下の子も割と薬の効いてる時間以外はいつも通りのご機嫌さんで、おもちゃで遊ぶ時間も多くなりました。
 
5日目ぐらいから、毎日アニメを見ておもちゃで遊んで終わる日常に飽きて来たのか、流石の上の子もストレスが溜まったようにぐずりが激しい時も見受けられました。
私が少し玄関を掃除しに行った時に、出かけると思ったのか隙をみて外に出ようとしたので、阻止をしたらまだ完治していないので暴れまくって体が熱くなってしまい、またぐったり寝てしまいました。

さいごに

子供たちのことで、初めての経験ということもあり「私が頭痛とかなければあの時もっと冷静に対処できてただろうなー。」と思う場面が多々ありました。

(頭痛薬のストックはあったのですが、授乳中に対応しているものではなかったので、病院で処方されるまで頭痛を治すことができませんでした。)

授乳中でも飲める痛み止めが市販であることを知り、常備しておけば今後焦らないための対策になると思いました。

それぞれの家族構成や家庭の状況によってもできることは異なると思いますが、この記事があなたの夫婦問題やコロナ対策のヒントになれば嬉しいです。