夫婦喧嘩が絶えなかったり、いつも同じことで注意されたり、夫婦でそういうことが日常になると何とか改善できないかと考えるものです。
そんな時、ハッと頭をよぎるのが「モラハラ」。
なぜ私ばかりこんなに辛い思いをしなければいけないのだろう。もしかしたら、夫がモラハラ気質だから?
もし今の状況が良くない理由がわかるだけでも、あなたの気持ちは楽になるかもしれません。
そこで今回は、モラハラ夫の特徴や、モラハラ夫と発覚した場合の解決策をご紹介していきます。
モラハラ夫の特徴
まずモラハラ夫とはどのような人のことを言うのでしょうか?
7つの特徴を元に、一つずつ詳しくお伝えしていきます。
人前でも妻を怒鳴る
モラハラ夫は、モラハラするためなら場所を選びません。例え外食中でも買い物中でも、気に入らないことがあれば目の前の妻に当たって怒鳴り始めます。
店員さんが見ているところなら大丈夫だと思ったら大間違い。モラハラ夫がキレる時は周りは見えていません。
長時間責め立てる
一度喧嘩が始まったら、自分の不利な立場を正当化するためか、相手が反省する顔を見るためか、納得いくまで妻を責め続けます。
もうやめて欲しい、と言っても逆効果です。
歯止めが効かないので自分では止められないのがモラハラ夫なんです。
力や声の大きさで威嚇する
どうすれば今の状況で立場が上になれるか必死なので、怒ると物を投げたり、大きい声を上げて自分の強さをアピールします。
対抗してこっちか怒鳴り返すと悪化するので注意が必要です。
見下す言葉をたくさん使う
喧嘩をする時はいつも、「イライラするのはお前のせいだ。」と妻の責任にします。
育児や家事で忙しくて掃除ができていないと、仕事から帰って一言、「一日何してたの?お前はいくらでも時間あるんだから俺が帰る前に掃除ぐらいしとけ。」と基本的に妻を見下した言葉で無意識に傷つけてきます。
妻が休むことが許せない
基本的に妻のことを見下しており、自分の方が頑張っている、自分のお陰で家族を食わせてやっているという思いが強いです。
そのため妻が休みをもらおうとすると、「家事はどうするの?俺のごはんは?いつも休みなのに俺の稼いだお金で出かけるの?」と上から目線で過剰反応してきます。
すぐ感情的に怒鳴る
喧嘩になると、癇癪を起こしたように感情的になります。「落ち着いて!」と言っても、自分を正当化するために更に感情的になるため、一度こうなったらもう止められません。
思い通りにいかないと不機嫌になる
物を探していて見つからないとだんだん1人でイライラし始めたり、買いたいものがあって、少し安い物を勧めただけで逆ギレされたりします。
いかがでしたか?当てはまる特徴が複数あれば、あなたの夫はかなりのモラハラ気質です。今から状況を良くできる方法はあるのでしょうか。原因から探っていきましょう。
モラハラ夫は、なぜモラハラをするのか?
夫のモラハラを改善したいのであれば、まずは原因の解明です。
モラハラ夫はなぜ妻にモラハラをしてしまうのでしょうか?
これらの原因が考えられます。
- 育った環境
- 周囲の人物による不安定な要素
- 仕事での立場
どういうことかそれぞれ見ていきましょう。
育った環境
親が過干渉である環境で育った場合は、モラハラになる可能性が高いです。
親が何をするにも口を出したり、なんでもかんでもやってくれる環境で育ったため、自分が大きくなってからも、過剰に干渉するターゲットを無意識に探します。
そのターゲットは自然と1番近くにいる妻になるため、妻にモラハラをしてしまうのです。
周囲の人物による不安定な要素
夫の親族や身近な人物が亡くなった時は、気持ちがナイーブになりやすいです。
妻が妊娠している時も妻がホルモンバランスの関係で気持ちが不安定になるのと同じく、夫もブルーになってしまう可能性があります。
一度夫の周囲で大きく環境が変わった人物がいないか振り返ってみましょう。
仕事での立場
責任のある役職にいる夫の場合、家ではそういうそぶりを見せなくても、実は仕事で上司からプレッシャーをかけられたりモラハラまがいの扱いを受けているかもしれません。
でも会社では給料をもらって家庭を養っていかなければならないため、上司に逆らうことはできません。
そのため、ストレスを発散するために自分より弱い立場にいる妻をモラハラしてしまいます。
ここまで聞くと、なんだかモラハラしてくる夫も色々苦労してるのかな、と同情してしまいたくなります。でも、そのままで終わってはいけません。それでも夫婦円満でやっている家庭もあるのです。ましてや、モラハラする夫に同情して我慢を続けた先に悪影響があったらどうでしょうか?
夫のモラハラが与える悪影響
夫のモラハラを我慢し続けると、どんな悪影響があるのでしょうか?
夫のモラハラに対する悩みを解決する方法
自分や子供への悪影響が理解できたところで、どうすればモラハラ夫と生活を続ける不安から解消されるのかを見ていきましょう。
方法としてこちらの3つです。
- モラハラ夫であることを伝えてみる
- 夫婦カウンセリングを受ける
- 離婚を切り出す
詳しくお伝えしていきます。
モラハラ夫であることを伝えてみる
夫に直接、モラハラしていることを伝えるのって一見リスクが高く見えるかもしれませんが、モラハラ夫の1番の問題は自覚がないことです。
伝え方次第では効果があるので、言ってみるのも一つの手段です。
ただし、相手のモラハラの程度や夫の性格によって伝え方は工夫する必要があります。
もし、モラハラのレベルが低めで、普段は穏やかだったり温厚なタイプの夫の場合。
機嫌がいい時にちょっとしたピリつく出来事があった時「それモラハラだよ。」とやんわり言ってみましょう。
夫の反応を見て受け流しているようなら、なにも感じていないので、気づくまでもう少し言い続けてもいいかもしれません。
逆に、反応して若干逆ギレのような返しをしてくる場合はある程度自覚があるのにやめられない可能性があります。
これ以上いうとまたモラハラに繋がりかねないので、そこでストップしておきましょう。
夫婦カウンセリングを受ける
夫が自分のモラハラに気づいているのに、やめられない。もしくは本人も子供への悪影響を感じていてやめたいけど、つい感情的になってしまう。
そんな場合は2人だけで解決せずに、心療のプロであるカウンセラーに話を聞いてもらうことをおすすめします。
カウンセリングなら、お願いすれば1人ずつ話を聞いてもらうことができるので、夫も妻を気にすることなく心の内を話ができます。
妻自身も、プロのカウンセラーに聞いてもらえれば、自分を責め立てている気持ちが楽になったり、色んな他の夫婦のカウンセリング内容などを聞いてもう少し頑張ってみようと思えるかもしれません。
プロのカウンセラーなら話しやすい空気も作ってくれるので、包み隠さず相談ができ、今の思いが間違っているかどうか客観的に知るきっかけにもなります。